仕事

文系でも営業以外の職種で就職したい! 学歴や経験がなくても「プログラマー」という選択肢が残ってますよ。

文系の大学生が、卒業後の職種として「営業」を選ぶことは一般的です。私自身も御多分にもれず、卒業後は”営業職”として就職をした口です。(営業職がダメだと言っているワケではありません。向いている人もいます。)

しかしながら私自身、現在では大学でまったく勉強しなかった”プログラム”や”コンピュータ”の知識を必要とする仕事についています。経験やスキルのない人間であっても、専門的な知識が必要な業界へ就職することは可能なんです。

文系や理系といった括りは、進路を決める指標として重要だとは思います。

ただ、大学生の多くが、高校時代には「数学が苦手だから~」とか「友人が同じ大学に進学するから~」という安易な理由で、進路を選択したのではないかと思うのです。

それならば、別に今勉強している専門分野と就職先を、必ずしも繋げる必要はないんじゃなかろうか。もっと広い視野を持って、別の分野で就職したっていいんじゃないか。

そう思いましたので、今回はその一つとして「プログラマを目指すのも悪くないよ!」というお話しをさせてもらえればと思います。

そもそもプログラマーってどんな仕事?

プログラマーの主な仕事内容は、プログラム言語を使ってプログラムを組み、システムやソフトウェアを構築することです。

今や身の回りに存在するものの大半が、プログラムによって動いています。金融システムやスーパーのレジ、スマートフォンやテレビだって、機器の中にはプログラムで書かれたソフトウェアが組みこまれているのです。そして、ソフトウェアはプログラム通りに命令を実行し、私たちに快適な暮らしを提供する。

“私たちの生活を豊かにする仕事=プログラマ”といっても過言ではないほど、暮らしに密着している職業なんです。

 

なぜプログラマーをオススメするのか

①プログラマーの必要性はどんどん増している

経済産業省によると、IT人材の将来は以下のようになるとの調査結果が出ています。

・2016年時点で17.1万人不足しているIT人材が、2030年には78.9万人に増加する

・情報セキュリティ人材は、現在28万人、約13万人の不足であるが、2020年には20万人程に拡大する。

 

数年~数十年の間に、数多くのIT技術者が不足することが予想されます。日本ではこれから更に人口は減少し、社会には高齢者の数が増えていくことでしょう。

介護をする人が足りず、IT人材も足りない。今後より一層、ITのニーズが高まって行くことが予想されますし、ロボットやAIといった先端技術の活用にも注目が集まっていくことでしょう。

そんな中、高まるニーズに沿った技術を身に着けておけば、時代の流れに乗るコトが出来ます。

あえて時代に逆らう必要はありません。時代の流れに合わせることで、安定した労働環境が手に入れられるのは大きなメリットだと思っています。

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②裁量を持って仕事が出来る

企業によっては、わざわざ出社せずとも自宅で仕事が出来るコトも多いです。また、フレックスタイム制を導入している企業もあり、個人の裁量で時間や場所をコントロールすることが可能です。

特に、小さい子供がいるお母さんや職場から離れた場所に住んでいる人にとっては、自宅から仕事が出来るメリットは大きいでしょう。パソコン一台あれば、遠く離れた場所からでも仕事が出来て、収入を得ることが出来るのです。

IT技術は、従来であれば不可能とされた働き方を可能にする、夢のツールなのです。

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③技術を身に着けられる(手に職を得られる)

個人的に一番大きなメリットだと感じています。

多くの会社では、スペシャリストではなくゼネラリストになるコトが求められます。営業に配属されたとしても、事務作業や出荷作業など、およそ本業とは関係のない仕事もやる羽目になるでしょう。

もちろんプログラマであっても雑務をする必要はあるでしょうが、専門職である分”プログラミングに集中出来る環境”がそこにはあります。そして専門的な知識が必要な分、”その人にしか出来ない仕事”が生まれ、必要な技術を蓄積していくことが出来るのです。

 

知識や技能には2種類あって、“汎用性のあるスキル”と”内輪的なスキル”があります。前者はプログラミングのような、どこの企業でも通用するスキルであり、後者は特定の企業でしか使えないスキルです。

転職活動の際に必要なのは、いかに“汎用性のあるスキル”を身に着けておくかなのです。

プログラマーやエンジニアは、汎用性の高い技術を身に着けることが出来る職業です。知識を蓄え、スキルを磨いておけば、数多くの選択肢の中から、自分に合った場所を選択できるようになります。

年功序列や終身雇用が崩壊しつつある中で、専門的な知識を持つことは、自分を守り、時として生きるための武器にもなってくれるはずです。

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④個人でのビジネスを可能にする

プログラミングを身に着けておけば、“個人での仕事”を作りやすくなるでしょう。webサイトやアプリの開発、ブログなどは、個人で行う事が可能ですし、ネット上には学習サイトや情報が無尽蔵に転がっています。

起業のために多額の資金が必要だった時代ではなく、現在ではネットを駆使すれば、最小限のリスクでビジネスを行える環境が整っているのです。

例えばこのブログにおいては、googleアドセンスやAmazonアソシエイトを導入しています。そのため、PVが増加し、広告をクリックしてくれる人がいれば、収益が得られる仕組みになっています。

プログラミングやITの知識があれば、就職するという選択肢以外にも、”個人でビジネスをする”という考え方を身に着ける事が出来るのです。

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本当に文系でもプログラマーになれるの?

私自身が文系出身でありながら、プログラマーとして働くコトが出来ています。数学や英語が得意でなくても、プログラムを書いたり読んだり出来ているのですね。

とはいえ、それは”あなただから出来たんじゃないの?”という方のために、文系でもプログラマーになれる理由を書いてみます。

・IT人材が足りていないので、常に人不足

・プログラミングは入社後に身に付ければいいと考えている企業もある

・技術は常に進化していて、”学ぶ力”が重要視されるから

です。

プログラミングは決して理系だけのものではありません。確かに、ハードウェアや高度なアルゴリズムを作成する際などには、数学的な知識が要求されますが、それは一部でしかありません。

むしろ、英文で書かれたプログラムを読むために、文系が得意とする”読解力”や”翻訳力”が必要な場面も少なくないのです。

プログラミング=理系というイメージはあるでしょう。これといった専門的な知識を勉強せず、大学時代を過ごした文系の学生にとっては、気が引けるのも無理はありません。

しかし、初めは難しく感じても、何度も繰り返し読んでいく内に少しずつ分かっていくものです。

少年時代、何度も転びながら自転車に乗れるようになった時のように、何度も「分からない→調べる」を繰り返す事によって、理解出来るようになるのです。

 

最後に

若い頃は、数多くの選択肢の中から”一つの選択肢”が選べます。しかし、年齢を重ねるに従って、分岐していた道はいつしか一本道になっているかもしれません。

何のスキルも持たないまま年を重ねてしまうと、気づいた時には”身動きが取れなくなる”可能性があるのです。

専門知識は、自分を守り、時として武器になります。選択肢の一つとして、プログラマーを目指してみるのはいかがでしょうか。