仕事

真面目に頑張っても努力が実るとは限らない?”効率化”を求めた結果とは

社会に出たら働く。

生きていくためにはお金が不可欠ですし、自給自足で生活しない限り、働かずして人は生きていくことが出来ません。

とはいえ、“働きたくないよ~”。誰しも一度は、口に出して呟いた事があるのではないでしょうか。

労働者として働いている限り、僕たちは“労働力”の対価として”賃金”を得るわけです。

雇用契約の上で、会社と関係を結んでいるんですよね。

そこで必要とされるのは、対価を得るために見合う、責任や成果です。お金をもらうのですから、多少の我慢は当然だと言われます。

 

しかしながら、実際には頑張って成果を上げた所で、賃金が上がらない事は多いです。会社からは求められるのに、労働者から求めるのは難しい。

そんな現状を抱えている人は沢山いると思いますので、自分の体験を語ってみようと思います。

 

余白のあった”大学時代”と追い立てられる”社会人”

大学時代、僕には有り余るほどの時間がありました。

毎日退屈で暇だと呟きながら、本を読んだり、映画を見たりといった毎日。あまりにも暇なので、一日中映画を見続けた日も少なくありませんでした。

 

しかし、就職をきっかけに日々の生活は正反対のものになっていきました。

 

仕事へ行けば、残業を前提にしたような業務の山が待っています。

分からない事だらけの中、必死で迫りくる仕事に食らい付く日々が続きました。

時間割や部活にバイト、すべてを自分の裁量でコントロールできた大学時代とは、180度真逆の生活。

そんな折、上司たちの話していた内容に疑問を感じるようになりました。

「今日も残業か~。まあ、仕事だし仕方ないよな。」

「社会人だししょうがないよね。ワッハッハ!」

いやいや、社会人だとか、仕事だとか関係ないんじゃないだろうか?

当たり前に残業を受け入れているのに加え、楽しそうに笑っている。その姿に恐怖を感じたのを覚えています。

 

“定時で帰るために必要なこと”を必死で考えるように

本当に定時で帰るコトは出来ないのだろうか?

もしかしたら、意外と無駄な業務は沢山あって、仕事のやり方次第では、残業しなくてもいいのでは。

そんな淡い期待にかられ、”いかに効率的に仕事をこなす”かを意識し始めました。

そこで実行したのが下記の3点です。

①業務の全体像を把握し、各業務に掛かる時間を逆算する。

②情報を共有し、単純作業は機械に任せる。

③”やらなくてもいい仕事”を洗いだし、今日中にやらなければならない業務を絞る。

これらを意識して行った結果、以前よりも余裕を持って仕事が出来るようになりました。

全体像を把握することで、細部をある程度分割して見れるようになります。

単純作業をプログラム化することで、時間の短縮が出来ますし、業務マニュアルを作成することで、”誰でも”同じレベルのアウトプットが出せる。

本気で業務を見直せば、改善出来る事はあるものなんだな、と学びました。

ただ、業務を改善したにも関わらず、問題は残ります。

それは、“仕事の成果”と”賃金”がつり合わないという事実でした。

 

“頑張っても給料が上がらない”。”効率化”したって評価されない

業務を効率化することで、仕事に対する”余裕”を手に入れる事が出来ました。

しかし一方で、業務を改善した所で、賃金が上がるコトはなく、逆に残業代が減ってしまうという事実に気づいてしまったんです。

暇な部署に所属して、気楽な雑談に花を開かせている人たちも、忙しく駆け回っている人も殆ど同じ給料しかもらえません。

生活のためにあえて残業しているような人達も多くいます。

それに、どれだけ頑張っても、”定時で帰るようなやつはサボっている”。そんな風潮が残っている職場は、あちこちにあるんじゃないかと思います。

 

仕事が遅くても、”残業さえしていれば”給料が貰える。

頑張って成果を出した人よりも、生活のために残業をしている人が得をしている、という現実が待っていたのです。

 

仕事以外にも力を入れてみては?

どうせ頑張った所で、評価がされないならば、”仕事以外”にも目を向けてみるのがオススメです。

趣味を充実させるのもいいですし、家族との時間を確保するのも大切な事でしょう。

僕の場合は、ブログを書いたり、ネット上で本を販売することに力を入れています。

仕事以外に楽しめる、あるいは”充実した時間を過ごせる何か”があれば、本業で埋められない心の壁を乗り越える事が出来るかもしれません。

仕事に全力投球しすぎず、他の事にも目を向けていきましょう。