仕事

”忙しさ”を強調する人ほど、実は仕事ができないって知ってた?

毎日のように「忙しい、忙しい」と周囲に漏らしている人がいる。

それなら余裕ができるように、予定を調整してのんびり過ごせばいいじゃないかと思うのだけれど、彼らはそう言ってたとしても納得してくれない。

忙しさを協調する人は、「忙しい自分」に酔っている。

だから、暇な自分になることを受け入れてはくれない。

恐らく仕事が忙しいと言っている人の多くは、「自分に酔っているタイプ」であって、本当に忙しいかどうかは怪しいと思う。

忙しい人は、”仕事ができない”?

実際、周囲にいる「忙しいと言っている人」に限って仕事ができないように見える。
バタバタと走り回っているので、一見できる人に思えるのだけれど、実情を明らかにしてみると、無駄が多く効率が悪かったりする。

本当に忙しい人ほど「忙しい」とは言わないし、信じられないようなスピードで業務をこなしていたりする。

ではなぜこのような差が生まれてしまうのだろうか?

「忙しい」と言っている人には、いくつかの特徴があると思っていて、

  • スケジュール管理ができない
  • 忙しくて重要な仕事に意識が回らない(仕事を効率化するなど)
  • 周囲にプレッシャーをかける

などがある。

仕事では、必ず”トラブル”が発生する

まず一つ目について考えると、「忙しい」という人は、余白を作らず無理やり予定を詰め込む傾向がある。

仕事をしていると、必ず予定通りいかないことやトラブルが起こるものだ。

「わからない所を教えてくれない?」といった、ちょっとした相談事で時間を取られることがあれば、「買った商品が不良品なんだけど、、」といったクレームに発展しかねないトラブルへの対処だってある。
そのため本来であれば、仕事の予定にはバッファを組み込んでおく必要がある。
もし余白がなければ、何かが起こった時に取り返しがつかなくなるからだ。

予定が破綻した際には、気持ちも焦るし、きっと業務の質も低下してしまうだろう。
結果として、仕事も上手くいかなくなるし、そんな状態が続くと周囲からの信頼を失うコトにだって繋がるだろう。

忙しい自分に酔っている

次に2つ目は、「忙しい」状態に満足して、仕事の量や業務の効率化に意識が向かないことが挙げられる。

仕事を細分化してみると、マニュアル化出来る業務や行う必要のない仕事が見つかるものである。

けれども、「忙しい」人はそのような仕事を放置し、”改善しよう!”とは思わない。

現状に満足しているため、「早く帰るために効率化しよう」というような、”無駄を省く”という意識がほとんど見受けられない。
結局、やる必要のない業務に時間を掛け、非効率なやり方で仕事を推し進めてしまうのだ。

周囲にプレッシャーを与えてしまう

最後に関しては、「忙しい」人が周囲にプレッシャーを掛けてしまう状況が考えられる。

自分に仕事がなくても、忙しい人がいれば、「自分も、もっと頑張らなくちゃいけないのかな?」「仕事を手伝った方がいいだろうか?」といった心配をしなければいけない気になる。
休憩時間だろうが、早朝出勤だろうが、彼らはその労力を厭わない。
自分だけが忙しさに酔っているのらいざ知れず、彼らが「忙しさ」を周囲に押し付けだしたらたまったものではない。

残業や休日出勤を強要されたメンバーは、次第に疲弊していくコトだろう

最後に

”仕事で忙しい”のと、”仕事で忙しそうにしている”状態は、似ているようで180度違っている。前者が高い生産性を発揮し、職場に貢献している一方で、後者は職場に無駄な圧力をかけ、組織の運営を阻害しかねない側面を持つ。

果たしてあなたは”忙しい人”だろうか?
それとも”忙しそうにしている人”だろうか?

今一度、自分の働き方を見直してみるといいかもしれない。

意外と自分に酔っているだけで、無駄な時間で埋め尽くされているかもしれない。
もちろん、自分自身も常日頃、意識していきたいと思っている今日この頃。