ブログ・文章

ブログを書く「目的」をお金にすると、モチベーションは保てない。

ネット上を徘徊していると、収益を公開してるブログが多い事に気づきます。

わざわざ他人の儲け話を聞きたい人などいないはず。一体何のために公開しているのだろうと疑問に感じてしまいます。

自分が儲かれば嬉しいけれども、他人を儲けさせて喜ぶ人がいるのでしょうか。商売をやっている人なら、収益を言いふらす人はそういません。

「最近どないでっか?」「まあぼとぼちでんな。」

商売人は儲かっていても、お金の話をしたがらないはずです。

それは、収益を公開することで、他者を不快な気持ちにしてしまう事が分かっているからです。

お金を目的にすると、つまらなくなる

ブログを書いていると、たまには記事がバズってPVが急増し、その分だけ収益が増える事があるでしょう。

あまりにも嬉しくて、記事にしてしまうことがあるのは理解出来ます。

ただ、安易に儲け話をするのは得策ではないでしょう。

例えば、商売をしている知人に、「最近儲かってるの?」と聞いた時、「月収うん百万、ボロ儲けしているよ」と答えられたら何となく気分が悪いですよね。

何かを買って収益の足しにしてあげようと思っていたとしても、これでは「自分が買ってあげる必要はないか」という気持ちになってしまいます。

人はお金を目的にしていることが分かると、一気に買う気がなくなってしまうものなのです。

ボランティアに対して寄付をしよう!と思えるのは、その活動が”善意”だからです。

営利を目的とせず、”誰かのために””役に立つ事をしたい”という想いがベースにあるからなんですね。

ですので、本来であれば、PV数や販売額を公表するのではなく、”自分はこんな想いでブログをやっているんだ”と発信する方がいいんじゃないかと思います。

確かに、”売れている””儲かっている”というのは、顧客にインパクトを与えることの出来るキラーワードではあります。

しかし、人を引き寄せる代償として、今まで築きあげてきた信用を失う事にも繋がってしまう可能性もあるのです。

ブログの目的は、お金儲けではなく、何を達成したかを考えるべき

収益を目的としたブログに対して、中々”協力してあげよう”という気持ちにはなりにくりです。

利益のために自分は利用される。あくまでお金儲けのための顧客として、カウントされる。

そう思われると、ブログで築いた信用は消え去ってしまうでしょう。

もちろん、一時的なアクセスを増やす事は出来るかもしれません。しかし、本当にブログを応援してくれていた人はどんどん離れていき、お金儲けを目的にした人ばかりが集まってくるかもしれません。

お金儲けを目指すブログに集まる金の亡者。お互いを搾取しようと虎視眈々とその機会を狙っているかもしれません。

これでは大変疲れますし、何のためにブログを始めたのかわからなくなってしまいます。

ブログを運営する中で、”目標”を持つのは確かに大切な事です。

PVを月10万にするとか、毎日数記事公開するとか、目標は公開することで、やり遂げる力にもなりえます。

ただし、そこでお金を目標にしてはいけません。

あくまで月収10万円稼ぎたいではなくて、どうやって10万円を稼ぐのかを目標にするべきなのです。

フランスの作家ジュール・ヴェルヌは「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる。」自分が想像できるレベルの事は、ほとんど実現することが出来ると言ったんですね。

厳しい目標でも、想像出来たのなら達成できる。非常に心強い言葉です。

目標を立てた上で、淡々とそこに向かって歩き続けること。それだけが、将来の収益を獲得できる唯一の術なのです。

お金持ちは、控えめで倹約家

お金持ちの多くは、控え目で倹約家であると言われています。

かの有名な本田静六もその一人です。静六は東京の日比谷公園や明治神宮などの設計を手掛けて「公園の父」と言われた人物です。

彼は、少年時代にひどい貧乏生活を送り、お金に苦労していました。

そこで、働いた給料の4分の1は必ず天引きし、貯金にする。倹約に励み少しずつ貯蓄したお金を資金に投資を始めたのです。

その結果、彼は誰もが羨む大富豪となりました。

しかし、静六が決して豪遊することはありませんでした。普通の家に住み、普通のご飯を食べ、何食わぬ顔でみんなと同じような生活を送っていたのです。

このように、お金持ちはお金があっても、簡単には浪費をしません。

そもそもなぜお金持ちになれたのか。

それは、お金の大切さを知り、お金はすぐに無くなってしまう事を知っていたからです。

お金は浪費すれば、いくら入ったきたとしても、流れ出てしまいます。底の空いたバケツのように、いくらあっても足りません。

けれども、少しずつでも質素に貯蓄し続ければ、お金は貯まっていきます。

多くの利益を得たいのなら、謙虚に行動し、しっかりと貯蓄をして資産投資してくことです。