ブログの大幅なリライト作業に取り組んでいる、今日この頃。
SEO的な意味で、記事を修正する必要性には気づいてはいましたが、一記事一記事に目を通して、
- 追記できそうな場所
- 修正箇所を探す
のは地道で時間のかかる作業です。
そして、リライト作業を通して一番感じたことは、自らの文章力が数か月で大幅に変化しているという事。
文章が苦手な人であっても、ブログを書き続けていれば文章力が向上する。文章の振り返りは、能力の向上に役立つ。
今日はそんなお話し。
過去記事の薄っぺらさに気づく
書いた当時は、「最高の記事が書けた!」と自慢げな顔で投稿していた記事たち。
今読み返してみると、誤字や脱字は多いし、言い回しや構成など、「よくこれで公開できたな~」と恥ずかしくなる記事ばかりです。
中身もないし、非常に読みづらい。過去記事のリライトを行うことで、現在と過去の文章力の違いを客観的に見つめる事が出来ました。
とにかく”書くコト”に意味があった
ブログを始めた当初は、“ブログを継続すること”に価値をおいていました。
最低何文字が必要だとか、記事の中身がしっかりしているかを抜きにして、とにかく毎日書くコトが達成感に繋がっていました。
しかし、1年近く続けていると“ブログを継続する”ことよりも、”文章の質をいかに高めるか”が重要だという考えに変わってきます。
- とにかく100記事を書くコトが大切
- ブログを立ち上げて3か月我慢すれば、アクセスは集まる
- 文字数は1000文字は書こう
ブロガー向けサイトではこんな記事をよく見かけますが、これはあくまで初心者向けのアドバイスに過ぎません。
ブログを始めたいと考える人”100人”
実際に始める人”20人”
続けられる人”5人”
という実態がありますが、このアドバイスは、ブログを始めたいと考える人”100人”へ向けた記事になります。
続けられた5人はその次の、”質を求める段階”に入っていかなければならないのです。
バズ部さんの記事でも指摘されている通り、コンテンツにとって最も重要な事は、
いかに”読者にとっての価値”を提供するか
になります。
読者にとって、役立つ知識を提供する、あるいはその人の人生にとってプラスになる内容が書かれていてこそ、コンテンツは価値を持つのです。
1年間書き続けてようやくその事実に気がつきました。
過去に比べて成長している証
過去の記事がイマイチなのに気付けたということは、自分自身が成長している証でもあります。
過去の記事を振り返った所で、「もう直す所なんかない!」と言っているようでは、いつまでたっても文章力は向上しません。現状に満足しているだけでは、そこで自身の成長は止まってしまいます。
私自身、以下の部分は過去に比べて成長出来ていると思ってます。
- コンテンツの充実
- 記事タイトルの変更
- 記事の構成
- サイトデザイン
特にコンテンツの中身や記事の構成はまだまだ直すべき所があると思います。
インプットしている知識量自体が少ないですし、取り入れた少ない知識を、上手く記事としてアウトプット出来ているわけでもない。
客観的に過去の記事を読んだ時、「何が言いたいのかよくわからない」と感じることがあるんですね。
一体何を伝えたくて記事を書いたんだと。
本質を語らず、やたら冗長で長ったらしい文章が目についたりします。
今後は修正が必要ですね。
文章力が向上すると、プラスの影響も出てくる
ブログを書くのは、私の趣味です。ゲームをするのが好き、スポーツをするのが好きな人と同様に、あくまで楽しいからやっているだけ。
そんな趣味で行っているブログが、本業にもいい影響を与えていることが分かってきました。
例えば、社内文書の作成やメールを送る時です。
以前までは、ダラダラと長い文章を書いてしまい、言いたいことが伝わらな事態が多々ありました。全く違う意味で解釈されてしまい、困惑させてしまったりというように。
しかし今では、
“短く簡潔に意図を伝える”
を心がけることで、トラブルに巻き込まれる機会が大幅に減りました。文章力が向上することで、ビジネスにもプラスの効果が得られるんですね。
文章を書くコトは、ビジネスにもいい影響を及ぼす。
そろそろリライトの時期なのでは?
ある程度の記事を書いたら、リライトしていきましょう。
という義務感からではなく、“自身の成長を確認できるいい機会”と考えればいいのではないでしょうか。
文章が下手くそだった私ですら、1年近く書き続ければ、成長を感じるようになったのです。始めの記事が酷かっただけかもしれませんが(笑) ようやく人並みの記事が書けるようになったのでしょうか。
いずれにせよ、リライトは記事の追加や削除を目的とするのではなく、自身の記事を客観的に見る機会なのでやった方がいいでしょう。
より優れた記事、読者にとっての優良コンテンツに育てていきましょう。
リライトは、自身の成長を知る機会。文章力を伸ばしたいなら、過去の記事にも目を通そう。
最後に
当初は文章を書くのが苦手だった私も、気づけば1年近くもブログを続けています。
書いている中で、
- どういった文章が読者にとっての役立つコンテンツなのだろう
- 一体自分は何を伝えたくて記事を書いているんだろう
と自問自答しながら今まで書き続けてきました。
その答えはいまだに出ていませんが、「良い文章とは何か?」を試行錯誤しながら探していきたいと思います。
“読売新聞の表紙を下から読ませる男”との異名を持つ、”竹内政明”さんと、学べるニュースでお馴染み”池上彰”さんとの対談本です。
文章の酸いも甘いも噛分けた二人の対談は、
文章を書くテクニックに留まらず、”文章の持つ美しさや強さ”を教えてくれるでしょう。
特に若い世代は、Web上に溢れる文章に慣れ親しんだ世代です。
名の知れた有名ブロガーたちの記事が素晴らしいコンテンツに映るのかもしれません。
しかし、世の中には優れた作品が数多く存在しています。
偉人や天才的とも言える人たちの残した文章は、自らの無知さと広い世界を思い知らせてくれます。
もっと多様な本を読んで文章力を身に着けたい。そんな方にオススメの一冊です。