僕たちの生存戦略

就活を通じて成長したことって何なのだろうか?

最近ではブロガーやYoutuberで食べていく的なフリーランスを礼賛する声もありますが、それはあくまでも少数の成功事例に過ぎません。

多くの大学生は、就職活動をして、企業へ就職するのが一般的なんじゃないかと思います。

僕自身も、大学時代には就職活動をして、サラリーマンとして働き始めました。世間で言われるように、”就活しんどい”と感じた事はありますし、途中でやめてしまおうかと悩んだ事もあります。もしかしたら同じような悩みを抱えている人も多いんじゃないでしょうか?

しかしながら、辛いと感じていた就職活動ですが、今一度振り返ってみると、

 

沢山の”成長する機会”が与えられている、貴重なチャンスだったのでは?

 

とも思っています。

つい先日、就活が始まりましたので、少しでも「就活生」にとって「参考にしてもらえるかな?」という思いで書いてみようと思います。

就活を通じて成長出来る部分って?

 

コミュニケーション能力が伸びる

就活では、普段は接しないような大人たちと、コミュニケーションを取る機会が増えます。

学校の中では、年齢が離れていたとしても5歳程度だったのに、一回り以上、年上の人とも接することになるのです。

また、就活では、説明会や面接(個人面接やグループディスカッション)といった沢山の試験をくぐり抜ける必要が出てきます。試験を突破するには、「自分の気持ちを伝える」、「他者と意見をすり合わせる」といったように、他者との”協調性”を磨く必要があるのです。

僕自身、就活を始めた当初は、面接官とは上手く話せないし、グループディスカッションに至っては、意見が言えず、ひたすら沈黙してしまうこともありました。

しかし、数をこなしていく内に、少しずつ変化が表れてきます。

 

「あれ、この前より人と上手くコミュニケーション取れるようになってるんじゃね?」

 

信じられないかもしれませんが、続けていればそんな風に思える日が来るはずです。

どうしても初めは、就活が辛く感じてしまうかもしれませんが、その先には自分自身の成長が待っています。

失敗しても、前向きな気持ちで進んでいきましょう。

 

精神的に強くなる

就活を通じて手に入れられる最も大きな部分が、“精神的な成長”だと思っています。

「就活は恋愛と同じだ」という格言があるように、どれだけ素晴らしい面接が出来たとしても、必ずしも上手くいくとは限りません。

一流企業は別かもしれませんが、大抵の企業が求めているのは、“素晴らしい経歴を持ったエリート”ではなく、”一緒に働きたい”と思える人間かどうかです。

ですので、面接官とフィーリングが合わなければ、内定を勝ち取るコトは難しいでしょう。

一生懸命書いたESや上手くいった面接も、簡単に落とされます。何度も何度も落とされる中で、

 

「自分の価値って何だろう?」「社会で求められていないのでは?」

 

なんていう、ネガティブな思いがこみ上げてくるようになるかもしれません。周りはどんどん内定を取っているのに、自分には出ない。何が足りないんだ。

「なんでこんなに批判ばかりされないければいけないんだ?」と精神的に追い詰められてしまうかもしれません。

 

当時は、自身も精神的に辛い時期があったのですが、今考えると、就活を通じて”精神的に強く”なったのではないかと感じているのですね。

社会人になってから分かったのは、就活は”沢山の会社を見れるチャンス”だってこと。営業職にでもならなければ、会社に入れば毎日同じ顔ぶれ、場所で働く日常が待っています。

色々な会社を見て、様々な人と話せる機会はそう多くはないのです。

ですので、仮に落とされたとしても

「他の企業が見れるじゃん」とか「新しい人と知り合うチャンスが出来た」

と前向きに捉えましょう。あなたを必要としている企業は必ずありますよ。

 

考える力が身に付く=生きる力

“自分で考える癖”が身に付いたように思います。

就活をする前の生活は、どちらかというとすべてがお膳立てされた状態だったように思うんですよね。

学校に行けば授業が受けられるし、部活に行けば活動が出来る。何となくで生活していたし、特に自分のやりたい事や将来について考えることはありませんでした。

 

しかし、就活では”自分はどんな業界に行きたいのか”、”どんな仕事がしたいのか”、”どんな人間なのか”

 

というのを、自分で考え、自分の言葉で語る必要が出てきます。その過程で、自分で考える力がついてくるんじゃないかと思うのです。

働き始めて感じることは、”社会で働く”上で最も大切な力は”考える力”だということです。知識や経験はもちろん大切ですが、それ以上に、”考える力”を持っていることが重要です。

学校を卒業すれば、誰も自分と同じ道を歩いてくれる人がいなくなります。大学では、仲良くしていた友人たちも、それぞれの道を歩いていく事になります。「このままこの会社にいてもいいんだろうか?」、「自分の好きなことをしたいけど、失敗したらどうしよう」と選択に迷った時でも、最後は自身で決めるしかないのです。

そんな時、”考える力”がないと、その場に留まるという選択肢しかとれず、嵐が通り過ぎるのを待つしかなくなってしまいます。生きていくうち、困った事態に遭遇することにもなるでしょう。

就活では、何も考えずに生活してきたような人でも、自分で考え、自分の進むべき道を決める必要性が出てきます。

その過程で、“自分で考える力=生きる力”を身に着けることが出来るのです。

もちろん、就活だけが正しいとは思いませんが、就活には僕たちを”成長”させてくれる側面があるのも事実です。

辛い、大変な部分もありますが、どうせ活動をするのであれば、プラスの部分に目を向けて楽しく就活できればいいですね。

 

最後に

僕自身、就職活動で悩んだ時、「同じような境遇」に遭っている人を探しました。大変な思いをしているのが”自分だけではない”ことを知って、安心したかったからです。

そんな時に勇気を与えてくれたのが、朝井リョウさんの「何者」という小説です。2016年には映画化もされ、多くの就活生の共感を呼んだ青春ストーリーです。

ただ青春とはいっても、そこで描かれるのは「就活生たちのリアル」。

当事者であればあるほど、共感できる部分があるんじゃないかと思うのです。

もし、「自分と同じような境遇の人がいないだろうか」と悩んだら、ぜひ本書を手に取って欲しいです。きっと、また前向きに頑張ろう!という気持ちで歩きだせるはずですから。