客先常駐からの脱出(マップ)

筆者の紹介

どのような経歴かなど。

この記事は、「客先常駐の歩き方」をまとめたものになります。

各記事を参照して頂ければ、客先常駐の仕組みやメリット・デメリット、脱出方法がわかります。実際に私自身が、客先常駐から受託開発SI、社内SEへの転職を実現しています。その記録も記載していますので、参考にして見てください。

Contents
  1. 客先常駐(SES)とは?
  2. SESのプロパー社員・ベンダー社員とは?
  3. SES・受託開発・自社開発の違い
  4. SESのメリット6選
  5. SESのデメリット12選
  6. 新卒で客先常駐はどう?
  7. 未経験からエンジニアへの挑戦
  8. 私の体験談(SESへの入社〜受託Sier or 社内SEへの転職
  9. 結論

客先常駐(SES)とは?

客先常駐は又の名を、SES(System Engineering Service)と呼びます。

記事:SES契約とは?特徴4つやメリット・他の契約との違いを詳しく解説!

SESのプロパー社員・ベンダー社員とは?

ベンダーやプロパーといったIT業界特有の用語について解説します。

記事:【プロパーとは?】意味や各分野・他の社員との違いなどを解説

SES・受託開発・自社開発の違い

 

SESのメリット6選

  1. 自社以外のエンジニアと関われる
  2. 人間関係に長く悩まされない
  3. 残業が少ない
  4. 幅広い業務知識が身につく
  5. 様々な職場経験を積める
  6. 未経験でも採用されやすい

記事:客先常駐(SES)のメリット6選! | 得られるスキルと働き方の変化

客先常駐が楽しいと思える人の特徴

記事:客先常駐が楽しいと思える人の3つの特徴【私には無理でした】

SESのデメリット12選

SESのデメリットは以下の通りです。

  1. 自社への帰属意識がなくなる
  2. 自社の人間との繋がりが薄くなる
  3. お客様の元で働くため、人の目が気になる
  4. スキルアップが難しい
  5. キャリアプランを描きにくい
  6. 給料が上がりにくい
  7. 年齢を重ねるにつれ、案件が少なくなる
  8. 十分な教育が受けられない可能性がある
  9. 正当な業務評価を受けにくい
  10. 一人で派遣される可能性がある
  11. 休みを取るのが面倒
  12. 常駐先のルールに拘束される

詳しくは以下の記事をご覧ください。

記事:客先常駐(SES)のデメリット12選! | エンジニアの抱える問題点と注意点

客先常駐(SES)の問題点

さらにSESの問題点を知りたい方は、以下の記事で個別にご紹介しています。

参照ください。

問題点① 給料の低さ

SESの給料は、それほど高くありません。

その理由は、IT業界の構造にあります。

IT業界は以下のようなピラミッド構造になっています

<ピラミッド構造の図を作成>

その結果、仕事が○○次受け(○には低い数字)になるほど取り分が少ない状態になります。

具体的にはIT業界の大半がピラミッドの下位に位置しているため、会社の取り分が少なく、社員に給料として還元することができないのです。

以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。

https://it-information-engineering.com/ses-low-salary

問題点② スキルが身に付かない

SESで技術を身に着けることは可能ですが、

  • 社員の将来を考えてくれる会社であるか
  • 本人に努力する気持ちがあるか
  • スキルの付く現場で働けるか

が非常に重要です。

もしも、

  • スキルの付かない単純作業ばかりをさせられる
  • 社員の意向を無視する
  • コロコロ現場を変えられる

という状態だと、歳を取ったときに「何のスキルもないエンジニア」になってしまう可能性が高いです。

以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。

https://it-information-engineering.com/simple-task

問題点③ 精神的に疲れる

SESはストレスの掛かる働き方だと言われることがあります。

その理由には、

  • 適切な評価を受けられない
  • 頻繁に現場が変わる
  • 新しい現場へ行くためには、面談が必要
  • 偽装請負をさせられる
  • 帰社日がある
  • 一人で常駐させられることがある

と様々です。

以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。

https://it-information-engineering.com/reasons-tired

https://it-information-engineering.com/cause-stress

問題点④ 会社への帰属意識が育たない 

会社への帰属意識が育ちにくいことも、SESあるあるです。

その理由には、

  • 仕事に達成感が感じられない
  • プレッシャーと孤独感
  • 頑張っても評価されていないように感じる
  • 会社のビジョンがわからなくなる
  • 希望する仕事ができない

などがあります。

以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。

https://it-information-engineering.com/attribution

問題点⑤ 本当に正社員なの?派遣なんじゃ…

正社員として雇われたはずなのに、働いているのは顧客先。

  • 就業時間は他社に合わせる
  • 自社へは殆ど行くことがない

など、「本当に正社員なの?」と感じてしまうエンジニアは多いのではないでしょうか。

以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。

https://it-information-engineering.com/full-time-employee-temporary-staff

問題点⑥ 出世できない

キャリアを考える上で、出世は大きな要素だと思います。

ただし、SESとして働く場合には特に「キャリアパス」については一度考えておく方がよいと思います。

  • IT業界の構造
  • 客先常駐というシステム

の影響によって、理想の未来像を描けない可能性があります。

以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。

https://it-information-engineering.com/cant-advance

新卒で客先常駐はどう?

客先常駐で働くことは、それほど難しくありません。

  • 自社開発(自社でシステム開発をしている企業)
  • 受託開発(企業からシステム開発を請け負っている企業)

に比べると、圧倒的に就職の難易度が低いです。

実際僕自身、まったくIT初心者であるにも関わらず、客先常駐企業に入社することができました。大学は文系でしたし、パソコン操作は簡単なWordとExcelが触れる程度でした。

そのため、新卒カードを活かすのであれば、ダメ元で「自社開発」や「受託開発」を志望して経験を積む方がよいと思います。

以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。

https://it-information-engineering.com/new-graduate-ses

未経験からエンジニアへの挑戦

IT業界に転職する前に知っておくべきこと

記事:【実体験】IT転職の前に知るべき3つのこと【IT業界未経験者向け】

記事:IT業界への転職がおすすめな8つの理由。失敗しないIT転職の進め方も解説

案件ガチャについて

記事:「SESの案件ガチャ」本当は存在しない? エンジニアが希望案件に就くためにできること

SES(経営者から見た世界)

記事:

Sierとは?

記事:SIerはなくなるの?SEを目指す人が知っておきたい基本中の基本と将来性を解説

記事:SIerにいれば安泰なの? 技術力がなければ、変化に対応できなくなる。

35歳定年説に関して

記事:「35歳定年説」が囁かれる4つの理由とは? | 将来も活躍する方法

未経験からエンジニアになれるのか?

記事:未経験からプログラマーに転職できるか?

記事:営業職からエンジニアやプログラマーになれる?転職の方法や成功事例を紹介

はじめに自社開発へ行くのが厳しい理由

記事:未経験から自社開発は厳しい?無理? 

転職活動の流れ(探し方〜入社まで)

転職活動の仕方・有料企業の見分け方

記事:エンジニアの就職活動の仕方、サイトや優良企業の見分け方

記事:エンジニアが転職で優良企業を見極めるために知っておきたい5条件

転職活動後の内定から入社まで

記事:転職活動後の内定から入社までの手順や、条件交渉の心構えを詳しく解説

私の体験談(SESへの入社〜受託Sier or 社内SEへの転職

自身の経歴とスキルの紹介

職業訓練校で勉強した

未経験からSESへ入社するまでの流れ

SES入社から退職まで

なぜ私はSES企業を転職したのか?

転職活動の記録(SES〜受託SIの転職活動について)

実際に転職してみて〜退職まで

エンジニア人生への迷い、何をしていたか

C言語の資格、Webプログラミングの資格を取得

転職活動

社内SEへの転職はできたのか?

 

結論

未経験ではSES以外の選択肢を取るのは難しい

経験を積んで自社開発企業などへ行くのがお勧め

転職に悩んでいるなら、まずは自分の市場価値を判断

その上で行動する場合は、以下の転職サイトへの登録がお勧め