筆者の紹介
どのような経歴かなど。
この記事は、「客先常駐の歩き方」をまとめたものになります。
各記事を参照して頂ければ、客先常駐の仕組みやメリット・デメリット、脱出方法がわかります。実際に私自身が、客先常駐から受託開発SI、社内SEへの転職を実現しています。その記録も記載していますので、参考にして見てください。
客先常駐(SES)とは?
客先常駐は又の名を、SES(System Engineering Service)と呼びます。
記事:SES契約とは?特徴4つやメリット・他の契約との違いを詳しく解説!
SESのプロパー社員・ベンダー社員とは?
ベンダーやプロパーといったIT業界特有の用語について解説します。
記事:【プロパーとは?】意味や各分野・他の社員との違いなどを解説
SES・受託開発・自社開発の違い
SESのメリット6選
- 自社以外のエンジニアと関われる
- 人間関係に長く悩まされない
- 残業が少ない
- 幅広い業務知識が身につく
- 様々な職場経験を積める
- 未経験でも採用されやすい
記事:客先常駐(SES)のメリット6選! | 得られるスキルと働き方の変化
客先常駐が楽しいと思える人の特徴
記事:客先常駐が楽しいと思える人の3つの特徴【私には無理でした】
SESのデメリット12選
SESのデメリットは以下の通りです。
- 自社への帰属意識がなくなる
- 自社の人間との繋がりが薄くなる
- お客様の元で働くため、人の目が気になる
- スキルアップが難しい
- キャリアプランを描きにくい
- 給料が上がりにくい
- 年齢を重ねるにつれ、案件が少なくなる
- 十分な教育が受けられない可能性がある
- 正当な業務評価を受けにくい
- 一人で派遣される可能性がある
- 休みを取るのが面倒
- 常駐先のルールに拘束される
詳しくは以下の記事をご覧ください。
記事:客先常駐(SES)のデメリット12選! | エンジニアの抱える問題点と注意点
客先常駐(SES)の問題点
さらにSESの問題点を知りたい方は、以下の記事で個別にご紹介しています。
参照ください。
問題点① 給料の低さ
SESの給料は、それほど高くありません。
その理由は、IT業界の構造にあります。
IT業界は以下のようなピラミッド構造になっています
<ピラミッド構造の図を作成>
その結果、仕事が○○次受け(○には低い数字)になるほど取り分が少ない状態になります。
具体的にはIT業界の大半がピラミッドの下位に位置しているため、会社の取り分が少なく、社員に給料として還元することができないのです。
以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。
https://it-information-engineering.com/ses-low-salary
問題点② スキルが身に付かない
SESで技術を身に着けることは可能ですが、
- 社員の将来を考えてくれる会社であるか
- 本人に努力する気持ちがあるか
- スキルの付く現場で働けるか
が非常に重要です。
もしも、
- スキルの付かない単純作業ばかりをさせられる
- 社員の意向を無視する
- コロコロ現場を変えられる
という状態だと、歳を取ったときに「何のスキルもないエンジニア」になってしまう可能性が高いです。
以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。
https://it-information-engineering.com/simple-task
問題点③ 精神的に疲れる
SESはストレスの掛かる働き方だと言われることがあります。
その理由には、
- 適切な評価を受けられない
- 頻繁に現場が変わる
- 新しい現場へ行くためには、面談が必要
- 偽装請負をさせられる
- 帰社日がある
- 一人で常駐させられることがある
と様々です。
以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。
https://it-information-engineering.com/reasons-tired
https://it-information-engineering.com/cause-stress
問題点④ 会社への帰属意識が育たない
会社への帰属意識が育ちにくいことも、SESあるあるです。
その理由には、
- 仕事に達成感が感じられない
- プレッシャーと孤独感
- 頑張っても評価されていないように感じる
- 会社のビジョンがわからなくなる
- 希望する仕事ができない
などがあります。
以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。
https://it-information-engineering.com/attribution
問題点⑤ 本当に正社員なの?派遣なんじゃ…
正社員として雇われたはずなのに、働いているのは顧客先。
- 就業時間は他社に合わせる
- 自社へは殆ど行くことがない
など、「本当に正社員なの?」と感じてしまうエンジニアは多いのではないでしょうか。
以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。
https://it-information-engineering.com/full-time-employee-temporary-staff
問題点⑥ 出世できない
キャリアを考える上で、出世は大きな要素だと思います。
ただし、SESとして働く場合には特に「キャリアパス」については一度考えておく方がよいと思います。
- IT業界の構造
- 客先常駐というシステム
の影響によって、理想の未来像を描けない可能性があります。
以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。
https://it-information-engineering.com/cant-advance
新卒で客先常駐はどう?
客先常駐で働くことは、それほど難しくありません。
- 自社開発(自社でシステム開発をしている企業)
- 受託開発(企業からシステム開発を請け負っている企業)
に比べると、圧倒的に就職の難易度が低いです。
実際僕自身、まったくIT初心者であるにも関わらず、客先常駐企業に入社することができました。大学は文系でしたし、パソコン操作は簡単なWordとExcelが触れる程度でした。
そのため、新卒カードを活かすのであれば、ダメ元で「自社開発」や「受託開発」を志望して経験を積む方がよいと思います。
以下の記事で詳しくご説明していますので、参考にしてみてください。
https://it-information-engineering.com/new-graduate-ses
未経験からエンジニアへの挑戦
IT業界に転職する前に知っておくべきこと
記事:【実体験】IT転職の前に知るべき3つのこと【IT業界未経験者向け】
記事:IT業界への転職がおすすめな8つの理由。失敗しないIT転職の進め方も解説
案件ガチャについて
記事:「SESの案件ガチャ」本当は存在しない? エンジニアが希望案件に就くためにできること
SES(経営者から見た世界)
記事:
Sierとは?
記事:SIerはなくなるの?SEを目指す人が知っておきたい基本中の基本と将来性を解説
記事:SIerにいれば安泰なの? 技術力がなければ、変化に対応できなくなる。
35歳定年説に関して
記事:「35歳定年説」が囁かれる4つの理由とは? | 将来も活躍する方法
未経験からエンジニアになれるのか?
記事:未経験からプログラマーに転職できるか?
記事:営業職からエンジニアやプログラマーになれる?転職の方法や成功事例を紹介
はじめに自社開発へ行くのが厳しい理由
記事:未経験から自社開発は厳しい?無理?
転職活動の流れ(探し方〜入社まで)
転職活動の仕方・有料企業の見分け方
記事:エンジニアの就職活動の仕方、サイトや優良企業の見分け方
記事:エンジニアが転職で優良企業を見極めるために知っておきたい5条件
転職活動後の内定から入社まで
記事:転職活動後の内定から入社までの手順や、条件交渉の心構えを詳しく解説
私の体験談(SESへの入社〜受託Sier or 社内SEへの転職
自身の経歴とスキルの紹介
職業訓練校で勉強した
未経験からSESへ入社するまでの流れ
SES入社から退職まで
なぜ私はSES企業を転職したのか?
転職活動の記録(SES〜受託SIの転職活動について)
実際に転職してみて〜退職まで
エンジニア人生への迷い、何をしていたか
C言語の資格、Webプログラミングの資格を取得
転職活動
社内SEへの転職はできたのか?
結論
未経験ではSES以外の選択肢を取るのは難しい
経験を積んで自社開発企業などへ行くのがお勧め
転職に悩んでいるなら、まずは自分の市場価値を判断
その上で行動する場合は、以下の転職サイトへの登録がお勧め