漫画を読むなんて子どもっぽい。そう思っている方は多いかもしれません。
しかし、漫画には小説や学術書に劣るとも勝らない素晴らしい内容のものが沢山あります。
日本が世界に誇る「オタク文化」であるマンガ。
今回はそんな中からお金の大切さが身に染みてわかるマンガを4つご紹介したいと思います。
Contents
1.「賭博黙示録カイジ」 ギャンブル漫画の王道
[box class=”box32″ title=”ちょこっと作品紹介”]
カイジの主人公である伊藤開司は高校卒業後に上京してきたフリーター青年です。
ある日、彼は知人の借金保証人となった所、その知人が蒸発してしまいます。
結果、借金の肩代わりをするはめになり、大金を手にするために危険なギャンブルの世界に足を踏み入れていくのです。
ギャンブルの時に発揮する並外れた博才を武器に、ギャンブル狂いの猛者たちとの賭博地獄を必死に生き抜いていくというのが大まかな話の流れとなっています。
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この漫画では、お金の大切さはもちろん、人を信じることの大切さや友情などについても学ぶことが出来ます。
カイジは落ちこぼれの代表格として描かれますが、人柄がよく、仲間のために体を張ってでも貢献しようという男気を持ち合わせています。ギャンブルでは、博才を発揮し、悪をどんどんなぎ倒していく。何度負けても、騙されても立ち上がり不死鳥のように勝負の場に舞い戻っていく。その力強い姿に多くのカイジファンは胸を打たれたコトでしょう。
作中に出てくるギャンブルの数も多く、その数々の博打は深い洞察と心理戦が見どころで、一挙手一投足に興奮すること間違いなしです。
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2.「闇金ウシジマくん」 一度お金を借りると大変なことに
お次は映画化・マンガ化もされている人気作品、ウシジマくんです。お金を闇金に借りてしまったら最後。どんどん利息は膨らみ、借金地獄から抜け出せない未来が待ち受けています。
普通の人でも、追い込まれたらこんな風になってしまうのか。お金によって暴かれる、人の本性や醜さをこれでもかと描いた漫画になっています。
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主人公である牛嶋は金融会社「カウカウファイナンス」の社長。
彼の元にはお金をどこからも借りることが出来ないような人間たちが集まってきます。
風俗に身を染めた者・ギャンブルにはまった者・夜の世界にハマって抜けられない者など様々です。
一見するとなんでこんなことになったんだ? そう思うのですが、少し道を踏み外すだけで誰でもそうなってしまう可能性があることがわかってきます。
少しの心のゆるみと油断が人をどん底に突き落とす。
その怖さをまざまざと感じさせてくれる作品です。
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実際に起こった事件や有名人などが主題となった作品もあり、リアルな実情が描かれている話しも多いです。
例えば、ネオヒルズ族で話題を集めた「与沢翼」をモデルにしたものや、「北九州殺人事件」など、シリアスな内容のものもあります。
大抵が救いのない話なので、読んでいて気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょうが、”お金の大切さ”を感じるためにはこれ以上の漫画はないはずです。
僕は”絶対お金は借りない”と本作を読んで誓いましたね。
3.「インベスターZ」 投資することで人生は豊かになる
ドラゴン桜でお馴染みの三田紀房先生による作品です。最近ビットコインが注目を集めていますが、この漫画を読めば”投資”の勉強になるので役に立つこと間違いなしだと思います。”投資の本質”が学べます。
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この漫画の主人公である中学生、財前孝史は中学にトップの成績で入学した超優秀な中学生です。
彼は父親の影響から、お金は汚いものであるとずっと思ってきました。
しかし何やかんやで、気づいたらマネーゲームばかりの「投資部」の一員に。
投資部ではお金のことは汚いものだとは考えません。お金のことを考えることは非常に大事である。そんな価値観に変わっていきます。
そして、彼は投資を通じて「人生とは何か」、「お金とは何か」を学んでいくのです。
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お金を汚いものだと思っていた主人公が、お金について真剣に考えていく。日本人は、お金の話は汚いと思って避けがちです。世界で最も貯金額が多く、お金大好きなお国柄であるにも関わらず。
本来、お金は生きるために必要な欠かせないものです。ご飯を食べるのにも、遊びに行くにしても、お金がなければ満足にできません。”人生=お金”だと言っても言い過ぎではないのです。
この漫画を読めば、お金に対する価値観が変わり、人生が変わります。絶対に読んでおいて欲しいマンガですね。
4.「砂の栄冠」 お金と野球のコラボレーション
こちらも三田紀房さんが書いた作品です。
本作は、「高校野球×お金」という組み合わせがテーマになっています。
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主人公である七島は、夏の高校野球で県大会決勝まで勝ち進むものの、あと一歩で甲子園出場を逃してしまいます。
そこから彼の人生は大きく変わります。
野球ファンである老人トクさんから、甲子園に行くためにお金を使って欲しいと頼まれるのです。しかもその額は1000万円。
彼はキャプテンとして何にお金を使えば、チームが甲子園に行けるかを考え抜きます。
投資と消費との違い。そして高校野球を学生スポーツとしてではなく、「興業」して観客をいかに惹きつけるのかといった七島の独特な視点など学べること盛り沢山です。
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純粋に野球漫画としての完成度も高いので、野球好きの人もそうでない人も楽しめる作品に仕上がっています。
あとがき
今回は「お金」をテーマにした漫画をご紹介してきました。
これらの漫画は、僕が今までに読んできた中で「本当にためになる」と思ったものを厳選しています。
一度騙されたと思って読んでみてください。きっと考え方や行動にいい影響を与えてくれるはずです。
それでは今日はこんな感じで。
ではでは。
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