前回までは、株式投資とはどんなものなのか。そしてメリットは何かについてお話ししてきました。
確かに株式投資をすることで多くのメリットが得られます。
しかし、何事にも光と影があるように株式投資にもデメリットがあります。それは必ずしも儲かるとは限らないということです。
今回は株式投資するとどんな時に損をするのかを見ていきたいと思います。
Contents
株で損するのははどんな時?
1.株価が下がった時
以前に株価が上がると儲けがでるというお話しをしました。それとは反対に、株価が下がると損をします。
例えば、1万円で買った株が8000円に下がったとします。すると結果は、1万円−8000円=2000円の損をすることになります。
もしかしたらという気持ちが危険
8000円に株の価値が下がってしまうとどんな心境になるでしょう。
悔しい気持ちはもちろん、何とかして損した分を取り返したいという気持ちになるはずです。そんな時に取る手段は何か。
そう、株が再度値上がりするのを待つことです。
もちろんここで再度値上がりすればいいのですが、そう上手く行くとも限りません。
さらに株価が6000円、5000円・・・・という風に下落してしまうと、身動きが取れなくなってしまいます。
このような状態のことを「塩漬け」といい、損を抱えたままの株を売ることが出来ずに持ち続ることになります。
損
をしたくないという気持ちが強いとこのような状態になってしまうので注意が必要です。
2.手数料で損をする
株式取引を行うためには、銀行に口座を開くように、証券会社に口座を開設する必要があります。
そして開設した口座をにお金を入金して、株の購入や売却を行うわけですが、株を取引するときには手数料がかかってしまいます。
この手数料によって気づかない内に、意外と損をしてしまっていることがあります。
証券会社ごとに手数料は違う
証券会社は主に、「総合証券」と「ネット証券」に分類することが出来ます。
昔は現在のようにインターネットが普及していませんでしたので、営業マンを通して株の売買を行う総合証券しかありませんでした。
しかし、現在ではIT技術の発展に伴って、株取引を十分に行えるインフラが整い、「ネット証券」が出現したのです。
総合証券とネット証券の違いの一つに手数料があります
ネット証券では営業マンを雇う必要がないため、その分の人件費を手数料から削ることが出来ます。総合証券で株取引する場合には、1回で数千円取られることがあるのに対して、ネット証券では数百円の手数料で済みます。
また、口座を維持・管理する手数料が無料であるなど多くのメリットを受けることが出来ます。
ネット証券のデメリット
ではデメリットはないのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。
それは「情報の得やすさ」にあります。
総合証券では、手数料が高い代わりに営業マンが投資に役立つ情報を提供してくれたり、ミニ株を多く扱っていたりします。
もちろん、ネット証券でも情報を集めることは出来ますが、自分で情報収集を行わなければならないため、初心者にとってそのハードルは高くなるかもしれません。なので、確かに手数料ではネット証券が安いですが、一概に手数料だけで証券会社を決めるのは良くないと思います。
イメージをつかむためにネット証券で人気のある会社を挙げておきますね。
人気ネット証券会社
・SBI証券
・楽天証券
・松井証券
・マネックス証券
・ライブスター証券
あとがき
株式投資を行うためには多くの知識が必要です。
株式情報はもちろん、株価チャートの読み方や特殊な用語も知らなければなりません。
しかし、それらを知ることによって今回紹介したデメリットは軽減することが出来るはずです。
一度ネット証券や証券会社のホームページで情報を探してみると色々な発見があるかもしれませんね。
それでは今日はこんな感じで。
グッドラック!