2013年、「倍返しだ!」のフレーズで池井戸潤さん原作のドラマ、半沢直樹がブームを巻き起こしました。
そして、2017年には「陸王」が大ヒットとなり、20%以上という高視聴率を叩きだしています。
今や池井戸潤作品をドラマ化すれば、必ずヒットするとも言われるまでになっています
そんな視聴者を魅了し続ける、池井戸作品。まだまだ皆さんの知らない、優れた作品が存在します。
今回はそのご紹介をしていきたいと思います。
1.半沢直樹
まずは先ほど紹介した「半沢直樹」です。
こちらの作品全10話で構成され、池井戸潤の小説オレたちバブル入行組 (文春文庫)をモデルにしてドラマ化されています。
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内容は、銀行員として東京中央銀行に入社した半沢直樹は、頭取を目指して数々の困難に立ち向かいます。
上司からの責任の押しつけ・不正の隠ぺい・派閥争いといった苦難を乗り越えて、銀行の中の”悪”と戦っていく物語です。
物語は2部構成となっており、役者は堺雅人・上戸彩・香川照之と好役者の目白押し。
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キャッチコピーは「やられたらやり返す、倍返しだ!」です。
個人的な見どころとしては、悪役として描かれる人物たちの心の動きに注目して欲しいと思います。
自分が優位にいる時と、下剋上を食らった後の手のひら返しに人間味が感じられました。
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2.七つの会議
主なキャスト:東山紀之・吉田鋼太郎・山本圭・甲本雅裕など
こちらの作品は全4話と短い作品ですが、池井戸作品の中で一番見応えのある作品だと僕は思います。
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舞台は、中堅電機メーカーの東京建電。
エリート営業マンとして大役に任命された主人公(原島万二)は会社の闇に飲み込まれて行きます。
過去から継続して行われてきた負の連鎖を断ち切るのか、それとも飲み込まれるのか。そんな葛藤を描いたドラマになっています。
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短時間で全話見ることが出来るので、ぜひ一度観てみて欲しいです!
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3.鉄の骨
原作:鉄の骨 (講談社文庫)
主なキャスト:小池徹平・カンニング竹山・陣内孝則・高橋一生など
こちらも短い作品で全5話になります。
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今回は大手ゼネコンが舞台です。主人公が入社した一松組は禁止行為である談合を行っていました。
けれども談合を行うのには理由があり、主人公は談合はダメだけれども必要悪なのでは?
そんな思いを持つようになります。
まもなく大型公共事業の入札が始まる。その時主人公はどんな答えを出すのでしょうか。
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池井戸さんの作品で描かれる主人公は、社長や高い役職に就いている人物が多いです。
しかし、この作品では入社4年目の富島平太が主人公として描かれます。
平社員の立場から、物語を見つめることが出来る。
他の作品と違って、少し違った視点から物語が見られるので面白いですよ。
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4.空飛ぶタイヤ
原作:空飛ぶタイヤ
主なキャスト:中村トオル・戸田菜穂・西岡徳馬・國村隼など
2009年に放送されたドラマで、全5話からなります。
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運送会社の社長である赤松徳郎は、自社のトラックが事故を起こし、死者を出してしまった責任を追及されます。
なぜなら原因はトラックの整備不良にあると疑われてしまったからです。
警察に疑いをかけられ、会社の信用を失った赤松でしたが、自社の整備不良はないと信じ本当の原因を探し求めます。
すると、その原因には大手自動車会社のホープ自動車の影が見え隠れし始めるのです。
事故の疑いで倒産危機にまで追い詰められた運送会社と大手自動車企業の対決を描いた内容になっています。
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本作品は、2018年には映画化が決まっており、長瀬智也さんや高橋一生さんが出演する予定になっています。
池井戸潤さん初の映画化作品になりますので、映画を見る前に一度ドラマ作品を観ておくとより楽しめるはずです。
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5.下町ロケット
主なキャスト:阿部寛・土屋太鳳・真矢ミキ・倍賞美津子など
2015年にTBSの日曜映画劇場で放送されて人気を博したこの作品。ですが、実は2011年にも有料放送枠で放送されていたみたいです。
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精密部品を製造する佃製作所の社長佃は、主要取引先からの取引き中止を受けてしまいます。
また、特許を侵害したとして、ライバル会社のナカシマ工業が訴えてくる。
それによって、佃製作所は瀕死の状態に追い込まれます。
この状況から、他者にはない技術力で佃製作所はでどうやって復活を遂げていくのでしょうか?
本作品では、佃社長の夢の力が求心力となり物語が進んでいきます。
ロケットを飛ばすという夢。そして、そのロケットを飛ばすための部品を絶対に作るという気持ちが多くの人を巻き込んでいくのです。
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この作品を見れば、きっと夢や目標を持つことの大切さを学ぶことが出来ます。そして自分の生き方を見直すきっかけになるはずです。
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6.花咲舞が黙ってない
主なキャスト:上川隆也・杏・生瀬勝久・塚地武雅・甲本雅裕など
本作品は第1、第2シリーズがあり、2014年・2015年の2年に渡って放送されました。
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東京第一銀行の花咲舞・相馬健の二人は「臨店班」として、銀行内の様々なトラブルを解決していきます。
臨店班というのは、銀行内で問題があった所に行って、指導を行ったりする部署のことを言います。
本作品の特徴は、一話一話が短編形式になっており、何話から見ても楽しめる所です。
もちろん、大枠としての話の流れはありますが、どこから見ても大丈夫です。
主人公の一人である花咲舞は、物おじしない性格で自分が正しいと思ったことは言わなければ気が済まない女性です。
普段言えないようなことも彼女が代弁してくれるので、すっきりすること間違いなしです。
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簡単に紹介
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最後に
池井戸潤さんの作品を観てきた中で、僕が面白いと思ったものをご紹介させてもらいました。
どの作品においても、登場人物のキャラクターが立っており、話の内容も現実を元にしたものになっています。
正直どの作品も内容が作り込まれていて、楽しめること間違いなしだと思います。
時間がない方は話数の少ない「七つの会議」から見るのがいいかもしれませんね。
それでは今日はこんな感じで。
グッドラック!