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「営業マンに向いていない…」と思ったら、逃げるが勝ち!

僕は大学を卒業後、約1年半中堅商社で営業マンとして働きました。

当時は様々な研修を行ったり、会社を訪問して多くの人たちとお話しする機会を得たりと、貴重な経験を沢山させてもらいました。

また新規の契約が取れたり、お客さんによくしてもらったりと楽しい営業マン生活をすることが出来たと思っています。

けれども結局僕は仕事を辞めてしまいました。それには、自分は「営業マンに向いていない」という気持ちをどうしても拭いきれなかったことが理由の一つです。

ではどうして営業に向いていないと思ったか。

今回は、その理由を書いていきたいと思います。

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1.図太さが足りない

契約を取っていくためには、時に顧客との駆け引きをして欺いたり、自己や自社の考えを強く主張していかなければなりません。

営業マンは数字を取ってなんぼの世界です。例え他社の製品が優れていたとしても、自社の売り上げのために何とか自分から買ってもらおうとするものです。

そんな時、僕はどうしても「顧客のことを優先」し、相手がいかに満足するのかを考える傾向にありました。

本当は他社のもっと良い製品をお薦めしたい。でも売上のためにはそうも言ってられない。

その結果、売上のためには自社の製品を薦めることになります。僕はお客様のために一番いい商品を売りたいにも関わらず、利益のために自社の商品を売る罪悪感に耐えることが出来ませんでした。

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2.正直すぎた

商社の仕事は、仕入先から仕入れた品物をお客さんに販売することです。

そしてお客様への商品の納品は、基本的には納期通りに行う必要があります。もし納期通りに商品を納品出来なければ、商品の製造や出荷が遅れて企業の信用に関わるからです。

でも時には、無茶な納期を要求してくるお客様もいます。

そんな厳しい要求をされた時に、上手く切り返しが出来ず、杓子定規な回答しか行うことが出来ませんでした。顧客が納得する形で話を展開するような機転が利かなかったのです。

3.接待が苦手

僕のいた鉄鋼業界では、取引を成立させるために接待をする文化が根付いていました。なので取引先との食事会やゴルフなどを、仕事終わりや休日に行う必要があったのです。

飲み会やゴルフが好きという方なら、それなりに楽しめたのかもしれません。

しかし。お酒をそれほど飲めず、好きなスポーツでもないゴルフをするのは、苦痛以外の何物でもありませんでした

それに、仕入先・販売先のどちらもが商社にとっては「お客様」になります。

常にお客様を相手に会社以外でも気を使い続けるという環境も僕には耐えられなかったのです。

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4.一人が好き

営業マンである以上、社外に出て取引先とコミュニケーションを取らなければなりません。関係を深めることが商品の売り上げに大きく関わってくるからです。

この「毎日社外に出て人と会話をする」ということが僕には苦痛になっていました。

元々、僕は人とコミュニケーションを取るのが好きな人間だと思っています。実際、友人と食事に行ったり、休日にスポーツをしたりと他者と関わる機会も多いです。

ただし一人の時間を大切にしたい人間なので、気分の乗らない時などは一人で黙々と仕事をしたい気持ちが強いです。けれども営業マンである以上、どんな時でも顧客と関わっていなければなりません。そうした環境が僕には窮屈でした。

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適性を判断することも必要

ここまで書いてきて、やっぱり職業の向き不向きというのは、元々の性格が大きく影響してくる部分があることが分かりました。

自分にとって適性があまりない職業を選んでしまうと、辛い思いをして仕事に取り組まなければならない可能性があります。

そうならないためには、自分の性格や特徴といった適性を知っておく必要があるでしょう。

まとめ

以上、僕が営業マンに向いていなかった理由を記載してみました。

僕の場合は、向いていないと思ってすぐに辞めてしまいましたが、もしかすると続けていれば営業マンに向いた性格へと変わっていたのかもしれません。

しかしもし仕事が辛い、辞めたいと思っている人がいれば、僕のように仕事から一旦逃げてもいいのではないかと思いますね。